78.6%

今日は3人の大学生が会社説明会に来社してくれました。

みんな県外の学校に通う学生さんで

一人はUターン、二人はIターンも考慮に入れてるというレアケース。

確率的にこれがいかにレアなことかを物語る数字もあります。

文部科学省の学校基本調査とマイナビの大学生Uターン・地元就職に関する調査

両調査をもとにはじき出された「大学進学を機に他県に流出し、かつその後も戻らない者の率」

2016年卒の数字で全国平均は47.1%

当社が本拠を置く鳥取県は78.6%

全国ワースト1位なのです

 

人口が全国最小だから全国ワースト1ってデータには慣れてます。

ただ、よく似た数値になりがちなお隣の島根県は10ポイント以上地元へ戻る率が高い。

やはり全国1位の78.6%って大きな問題だと思うのです。

 

親が地元でがんばって稼いだお金を県外で学ぶ子どもに投資する。

そしてその投資のほとんどは地元に還元されることが無いどころか

自然減をはるかにしのぐ人口減少の一助となっている・・・。

そんな仮説が成り立つんじゃないかって考えちゃうくらいにマズイこの状況。

感覚値では、自分の世代が彼らの頃にもそんなに遠くない数字だったのかとも思えます。

 

都市へのあこがれは自然なことだけど

8割帰ってこない現実は地域社会としても異常値だと認識していいんじゃないかな。

自分は社会人としても、人の親としても、経営者としても、正常値ではないと感じてます。

 

そして根本的な対策はただ一つ

自分自身が楽しく生きることなのかなって思ってます。

自分も東京で満員電車に揺られる大人より

子どもの頃から接してたまわりの大人の方が楽しそうだって思ったのは間違いないし

明るいところに人が集まるのは自然なことだと思うから。

貴重な時間と安くない費用を使って訪問してくれる学生さんたち。

一人でも多くの楽しくハタラク大人と出会えることを願ってます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする